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熊倉 稔; 嘉悦 勲
Biotechnol.Bioeng., 24, p.991 - 997, 1982/00
セルロース廃資源の一つである故紙について、放射線前処理の効果を研究した。故紙はリグニンを含まない●紙、やリグニンを含む故紙を使用し、いずれも照射線量の増加によってセルロース分子鎖の解析が生じ重合度の低下することが明らかになった。故紙の照射においてはリグニンを含む資料において、●化促進の効果が認められたがリグニンを含まない資料においては●化促進と効果のないことがわかった。リグニンを含まない試料においても、-グリコシダーゼを使用しての酵素反応の研究をした結果、セルゼオースなどのオリゴ糖が放射線前処理によって生成されることが明らかになった。照射による故紙の低分子量化効果について、種々な溶液に対する溶解性の観点からも調べた。
加藤 友彰; 大貫 敏彦; Yu, Q.
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故により多様な放射性核種が海洋に放出された。汚染された海水の除染技術開発が必要である。マンガン酸化物は種々のイオンを吸着することが知られており、バイオマスを使って7価のマンガンを還元することにより生成させることができる。しかし、そのようにして生成されるバイオマス-マンガン酸化物の金属イオン吸着機構についてはほとんどわかっていない。本研究では、微生物細胞をバイオマスとして使って過マンガン酸カリウムを還元させて生成させたバイオマス-マンガン酸化物生成過程におけるSr吸着機構を調べた。過マンガン酸カリウムの還元により、黒色沈殿が生成した。この沈殿中のSrについてEXAFS分析を行ったところ、Srの近傍にMnが存在することがわかった。これは、MnとSrが内圏型錯体を形成していることを示す。